ノエルとガンバとその他

ネコとガンバとその他の日常をつぶやきます

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小説とエッセイ2

こんにちは

前回は遠藤周作さんの著作で心に残った作品を紹介?しました。

 

noelsanta.hatenablog.com

 

 

前置きと自分語りが大半を占めてしまい、他にも良い作品があるにも関わらず一作品だけになってしまい、申し訳ございません。

まあ紹介といってもネタバレになると困るのであらすじなどは、ご自分で。

という無責任なスタイルで行きますww

 

さて、遠藤周作さんの著作で、私が読んで心に残っている作品はまだまだあります。ただ、アホなもんで内容をしっかり覚えているかと言われれば、覚えておりません・・

 

題名や、裏に書いてる内容紹介を見て軽く思い出しただけで、いかにもすごく覚えていて、心に響きました!! と言ってる部分もあるのは否定しません。でも、このアホな私が簡単なあらすじで思い出せるのは、”作品が非常に良いから”  と思って頂いて良いかと思います。

 

今回は、『おバカさん』です。

とある兄妹のもとに、ナポレオンの末裔という触れ込みのフランス人が居候することになる。そのガストン・ボナパルトのおバカな日常から始まるのですが、次第にシリアスな部分も描き出され知らぬ間にガストンの魅力にどっぷりハマって、最後は・・・

って感じですww

前回紹介した『わたしが・棄てた・女』のベースになったと後に遠藤さんが語っていたそうですが、愛する人(男女問わず)に無償の愛で尽くすという設定は確かにそうかもと思っており、根底にキリスト教の教えが描かれているのではとも思ってます。

遠藤周作さんご自身が、敬虔なクリスチャンという背景が様々な作品に出ているのは遠藤周作ファンならずとも有名です。

 

あと、今回はもう一つ紹介します。

 

遠藤周作作品でまず、名前が上がる

『海と毒薬』・『沈黙』・『侍』・『深い河』

などの著作は、私がどうのこうのと言えるものではありません。

(かといって当ブログで紹介してる作品が下位ランクとの意味では決してありません!)

 

私が一読者として、人に勧めたい本。という事です。

上記の作品も、もちろん拝読しました。

私には重すぎて・・ 人に「面白いから読んで」ではなく、一人で色々と考えこんでしまう内容だったのでお勧めとしては紹介できません。

 

私が紹介したいのが

女の一生〈1部〉キクの場合

女の一生〈2部〉サチ子の場合

この二部構成になっている『女の一生』という作品です。

 

一部は、幕末から明治にかけての長崎を舞台にした作品。

”長崎の商家へ奉公に出てきた娘キク。活発で切れながの眼の美しい少女が想いを寄せた清吉は、信仰を禁じられていた基督教の信者だった……”

とこんな感じで、隠れキリシタンの迫害や末裔たちが守ってきた信仰というものに焦点を当てながら、一人の女性の一途な思いを描いた作品です。

 

二部は、第二次世界大戦中から戦後にかけてのこちらも長崎を舞台にした作品。

第二次世界大戦下の長崎で、互いに好意を抱きあうサチ子と修平。しかし、戦争の荒波は二人の愛を無残にも引き裂いていく。修平は聖書の教えと武器をとって人を殺さなくてはならないことへの矛盾に苦しみつつ、特攻隊員として出撃する。そして、サチ子の住む長崎は原爆にみまわれる。
激動の時代に、信仰をまもり、本当の恋をし、本当の人生を生きた女の一生を鮮やかに描き出す。”

 

そこそこ重めの話。、私の祖母や曾祖母辺りの世代になるんだと思いますが、こんな世界を生き抜いてこられたんだなと、改めてご先祖様達に尊敬と感謝があふれ出てくる思いでした。

どこぞのユーチューバーが、何かの選挙に立候補した際の演説で「年寄りは若者に道開けろ! 俺らがお前らを支えてやってるんだ!」などの暴言を吐いているのを見ました。

炎上商法で生活すると決めて、自分や大切な人の生活のためにわざと言っていると信じたい・・

もちろんそうだったとしても許される言動ではありませんが・・・

そんな彼や、同じような思想?を持っていたり、面白がっていい加減な気持ちで投票するような人たちに読んでもらいたい作品です。

 

今回はこれで終わります。

リンク貼っておきます。(なんとか貼り方覚えたと思う飛ばなかったらご自分でww)

気になった方はどうぞ。

女の一生〈1部〉キクの場合 (新潮文庫) 女の一生〈2部〉サチ子の場合 (新潮文庫)

 

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