ノエルとガンバとその他

ネコとガンバとその他の日常をつぶやきます

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小説とエッセイ

おはようございます^ ^

今回は私が読んで心に残った小説を紹介したいと思います。

色々と考えさせられた作品で、オススメしますとは言いません。

 

タイトル

アントキノイノチ

著者 : さだまさし(まさやん)

 

そう、あの歌手として有名な、さだまさしさんです^ ^

わざわざ書く必要もないが、ひょっとして若い人は知らないかもと思い紹介しておきます。

 

さださんの作品は《解夏》《精霊流し

眉山》《風に立つライオン》と今回紹介する《アントキノイノチ》を読みました。

他の作品ももちろん良かったし、オススメ度は高いのですが、私の中ではこの《アントキノイノチ》が1番読んで心に残りました。

 

正直、かなり重い内容です。

様々な嫌な過去を持った人が出てきます。

ほんとに心が弱っている時は読まないほうが良いです。

あらすじだけで気分が悪くなるかも知れません。

ほんとにほんとに申し訳ないんですが、これから先は自己責任でお願いします。

 

 

あらすじ

高校時代に同級生との人間関係に傷つき、あるトラウマから心が壊れてしまった杏平。躁鬱病に悩まされていたが、通院治療によりようやく杏平の心の状態は安定する。高校卒業から3年後、杏平は仕事を紹介されて、古田が経営する遺品整理業者『クーパーズ』で働き始める。リーダーの佐相と先輩のゆきから仕事のやり方を教わりながら、杏平は「命」と向き合う現場を経験していく。しかしある日の作業中、杏平はトラウマとなった高校時代のことを思い出し呆然と立ち尽くす。

高校生の頃の同級生は杏平も含めて皆、言い知れぬ不安に怯えながらも、表向きは平静を保っていた。そんな中、親友の山木が学校内の人気者である松井からネットいじめの被害に遭った末、杏平の目の前で自殺してしまう、それ以来、松井の悪意の矛先は杏平に向けられ、他の生徒とトラブルが起きるように仕向けられた。大人しかった杏平の心にも松井への憎しみが生まれ、いつしか殺意に変わっていった。自身を呼ぶ佐相の声にふと我に帰る杏平だったが、その後も高校時代のことが頭を離れない。

ある時、遺族の男にちょっと手をつかまれただけで大げさに悲鳴を上げるゆき。心配した杏平は気晴らしに二人で出かけた時に理由を尋ねると、ゆきもまた人には言えない凄惨な過去を持っていた。ゆきは高校生の頃に同級生からレイプされ、妊娠が判明した後に流産したことを告白。レイプ相手の子供とは言え一つの命を失くしたことで、それ以来ゆきは自分自身を責めてきた。数日後、ある母親が自分の幼い姉妹を餓死させた現場での作業中にショックを受けるゆき。ゆきは「私、ちゃんと生きたい」と言葉を残して、そのまま『クーパーズ』を辞めてしまう。Wikipediaより

映画化もされています。

私は観てません。

この内容は映像として頭に残したくないかなぁってのがあって。

ただ、映画のレビューは今回見てみたんですが、小説とちょっと違う内容みたいです。

 

さだまさしさんのコンサートには行った事はありませんが、トーク集が出るくらい楽しい事を歌うより長く話すと聞きます^ ^

 

そんな陽気なさださんの違う一面、感受性の高さなどを改めて感じ、やっぱりこの人は、人間観察とそれを言語化する天才だと思いました。

 

心と身体が健康な時に一読されてみてはいかがでしょうか?

 

おしまい

 

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