3人部屋という感じではなく、2人部屋に簡易ベッド的なものを入れたような部屋でした。
ビジネスホテルよりちょっとスペースはあるけど、広くはない部屋に男3人。
(おやっさーん!もうちょっと金出してくれよー!)とは思いましたが、絶対に言えるわけもなく^ ^
もし言ってたら、私、小樽で魚の餌になってるか、解体現場の地中深くでまだ眠ってるでしょうね^ ^
あまり記憶に残ってないんですが、夕食時なども普通に食べただけで、宴会なんかはしてないように記憶してます。
まだ暴対法もなく、ある程度は目立っても問題なかった時代なのに、宴会しなかったのはなんでやろ?
親方が糖尿病やったからかな?
まぁいいや^ ^
一泊やったのか二泊やったのかすら覚えてないツアー^ ^
札幌の街中、小樽の裕次郎記念館みたいなん、五稜郭は行った記憶はある。
なんか有名なホテルかなんかのカレーを食べたのも記憶にある・・
あと、函館の夜景も観た記憶もある。
でもそれ以上に自分に残ってる記憶・・
それは、3人部屋での夜中の出来事。
いまだにこの時の出来事以上に恐怖を感じた事はない。
あらかじめ言っておきますが、心霊現象ではありません。
が、あまり気持ちの良い話ではないと思うので、これまた自己責任でお願いします。
私と友人となべさん。
なべさんがその当時、50歳前くらいだったように思います。
私たちは20代前半。
まぁイケイケで、正直まだまだ子供のような思考で怖いものはないってイキってました(お恥ずかしい)
なべさんも累計で結構な期間、中におられたので、ある意味私たちとあまり変わらない子供でした^ ^
それは関係ないんですけどね^ ^
その恐怖体験は、夜中2時過ぎ。
俗にいう丑三つ時です。
ボソボソと声が聞こえてきて、目が醒めました。
「・・・・・・」
なんやろ?
お酒も飲んでないので酔っ払ってもない。
ベッドの位置が2つが並びで、一つはその足下に横向きな感じ。
私は足下のほう。
友人となべさんのベッドの方から聞こえてくる・・
と、突然普通の声に変わり、言ってる事もはっきり分かった。
「ほっかいどーはでっかいどー! でっかいどーはほっかいどー!」とエンドレスに歌ってるなべさんの声でした^ ^
そしておもむろに立ち上がり部屋の中を歌いながら歩き出す!
それもなぜかフルチンで!
寝る時に、なべさんが真っ暗だと寝れないからと薄明かりにしてたから、ハッキリ見える^ ^
全身紋々で服を着てるように見えるけど、ぷらぷらしてるから全裸だと分かる^ ^
そしてあらぬ方向を見ながら部屋を徘徊するなべさんは1時間くらい歌い続けて、急に出ていきました・・
私と友人はさすがにまずいと思い、なべさんの秘密のポーチを持って追いかけました。
少し離れたおやっさんの部屋をノックしようとしていたところを押さえてポーチと共にトイレへ誘導する。
15〜20分ほどして個室から出てきたなべさんは普通でした^ ^
私たちを見て、なんでおんねん?と一言。
いやー怖かった!
正直、薬は絶対したらあかんと思った北海道の思い出でした^ ^
こんなん書いてええんやろか?^ ^
おしまい