おはようございます
今日はまたまた遠藤周作さんを紹介したいと思います。
またかと思われるでしょうが、それだけ読み応えのある作品が多いんです^ ^
タイトルは『王国への道』
山田長政という人物が主人公
ご存じでしょうか?
私は恥ずかしながら、この小説で初めて知りました。
そして、こんなすごい人がいたのかと驚愕した記憶が鮮明に残ってます。
江戸初期の鎖国される前の話。
"笑っている者には毒があった、至る所に罠があった。―
持ち前の才覚と力量とで出世の野望を遂げようとした山田長政は、陰険な術策と謀略の渦巻くシャム(タイ)のアユタヤ王宮の傭兵隊長となった。一方、切支丹の冒険家ペドロ岐部は魂の救いを求め、アユタヤに着いた。「地上の王国」を築こうとする者と、「天上の王国」をめざす者とを通して日本人とは何かを探る長編小説。"
☝こんなあらすじ☝
権力闘争って、どの時代のどの地域にも起こるんですね・・・
権謀術数で活躍した人は、自分の最後はどんな気持ちなんやろ?
最後まで勝ち残った人でも、虚しさしか残らんような気もするし・・
こんな哲学的な読後感が記憶に残っている作品です。
俗に言う日本の戦国時代が一番好きだと自覚してます。
(アホなので、何年にどんな事件や戦があって・・・等は詳しくない)
歴史自体が好きなこともあって、まず本屋さんで向かうのが時代小説コーナーです。
最初に好きな作家の、読んだかどうか怪しい本の紹介文と帯を見ます。
そして、よく知らない作家の紹介文と帯も見ます。
新規開拓するのって楽しいですよねー
例えば、村上海賊を扱った作品も多いと思いますが、どこからの視点で描かれているのかによって、ストーリーも変わってきます。
歴史なので結果は変わらないが、内容が全く違います。
そういうところに歴史小説の面白さがあるんでしょうね。
この山田長政という人物も、遠藤周作さんの他にも取り上げた作家はたくさんおられます。
私の好きな白石一郎さんも出してました。タイトルは『風雲児』
もちろん読みました^ ^
どちらも面白かったのですが、最初に読んだ遠藤周作版の衝撃度が強く、今回は遠藤周作さんを紹介します。
もし、余裕があるなら読み比べてみてはいかがでしょうか?
おしまい
すみません。白石一郎さんの『風雲児』は出てこなかった・・・