おはようございます。
本日は白石一郎さんの『島原大変』をご紹介したいと思います。
白石一郎さんといえば直木賞受賞作の『海狼伝』が有名ですが、今回はこちら。
この作品は題名にもある、長崎の島原地方にある雲仙・普賢岳を題材にしたものを含めた4篇の短編集作品です。
実際に起こった災害を題材にした小説で、「島原大変肥後迷惑」なんて言葉も残ってるくらいの大災害の話です。 ※Wikipediaより引用
この小説を読んだのは、1991年の大噴火よりも後でした。
この当時、友人と、年に2度は2~3日の気ままなドライブ旅行へ行くのを楽しんでいました。
雲仙普賢岳の噴火が落ち着いた頃、島原半島ぐるっと一周旅に出かけました。
そして雲仙噴火記念館 (※ご参照ください)を訪ねて、そう遠くない過去にもっと大きな被害が出た噴火があったことを初めて知りました。
その事が頭の中に残っていたので、本屋さんで白石一郎さんの棚を見たときに ”あ~この本はその時のことか” と即購入しました。
災害を題材にしてるのに、短編集なんかい! なんて思いながら読み始めましたww
江戸末期でも一応機能していた士農工商という身分制度のようなものが、災害時にどれほどの意味があるのか・・・
なんて難しいことはよく分からんけど、人間が集団生活するうえでの制度やルールは、非常時に活用できてこそやな。と思った記憶がある本でした。
まぁ結構前に読んで、改めて読み返すこともしてないので、細かい点は記憶にないんですけどねww
でも、それだけ時間が経っても読んでよかったと覚えてる一冊なので紹介しました。