おはようございます。
今回の紹介本は、小川 糸さんの ライオンのおやつ (ポプラ文庫)
まぁ有名で、比較的新しい(私的に)本です。
小川 糸さんの著作で一番に思い出すのが「ライオンのおやつ」です。
あらすじは、
人生の最後に食べたいおやつは何ですか――
若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。
ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。
――食べて、生きて、この世から旅立つ。
すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。
”Amazonより引用”
この作品は、2019年に発売され 2020年の本屋大賞にもノミネートされました。
毎年、本屋大賞は注目してるんですが
私、基本は文庫本派なので、読むまでに月日が経ってしまってます・・・
ただ、この作品のあらすじを見たときに、絶対にすぐ読みたいと思い
苦手なハードカバーの単行本を購入しました。
大体、通勤途中のバスの中と、社内食堂での昼休憩時に読書することがほとんど。
単行本だと持ち歩くのに向いてないし、文庫本用のブックカバーしか持っていないので仕方なく自宅で読みました。
結果、自宅で読んで良かった
「感動した!」「涙が止まらない!」とかのよくある映画の試写会終わりのコメント。
まさにあの状態でしたww
まぁ40代から急に涙もろくなってきてるのは自覚してましたが・・・
余談ですが、2010年頃にギタリストの押尾コータローさんのクリスマスコンサートを聴きに、大阪のブリーゼホールまで何度か行ってました。
ゲストでチェリストの柏木広樹さんとバイオリニストの葉加瀬太郎さんとが来られていて、賑やかで楽しい時間を過ごしていたんですが、その3名で「Happy Xmas(War Is Over)」を演奏されたんです。
⇓ あのジョンレノンでお馴染みのやつです
それが始まった瞬間に、昔の我が家のクリスマスの光景とかがフラッシュバックして号泣してしまいましたww
もう横の奥さんももらい泣きするくらいにWWW
それからあの曲が街中で流れるたびに、ウルウルくるのでクリスマスが苦手・・
くらいに涙もろくなってるので、この本は私の中では、外では読めない有害書籍に認定されてますww
母が亡くなる数日前から意識がなくなり、最後に交わした会話は「熊本で大きな地震があった」といった内容でした。
あの会話が最後になるとは思ってなくて、ただ世間話をして帰った・・・
あの時にこの本を読んでいたら(まだ執筆されてないだろうが)たぶんこんなことを聞いていただろうな。
”人生の最後に食べたいおやつはなんですか?”
なんてね
おしまい