今日は母の命日。
丸7年。
熊本の地震直後だったので、年数もはっきり覚えている。
最後の数日は意識もなく、話すことも出来なかった。
京都人としてのプライドがものすごく高く、人に頼ることの出来ない人だった。
病気から歩くことも出来なくなり、寝たきりになっても子供達の世話にはなりたくないとヘルパーさんに手伝ってもらいながら頑張ってた母。
ヘルパーさんにも不要な気遣いをしないよう徹底していたと聞いた。
我を貫いた人生だったとは思うが、本当の気持ちはどうだったのだろう?
いまだに私の中で後悔なのか何なのか理解し難い感情が残っている。
色々と過去を振り返ってみるが、本音で話し合えた時はあったのだろうか?
一人で三人の子を育てる覚悟をした時はどんな未来を考えていたのだろうか?
実際、子が非行に走り、毎週のように各担任から呼ばれても無視していた時はどんな気持ちだったのだろう?
現在の日本は、シングルマザーに冷たいとか、生活出来ないとかの意見をよく聞く。
本当だろうか?
私の周りにもシングルマザーの方が数名おられるが、昔より格段に手当は上がっているし、上手く立ち回ればそれだけで生活をする事も可能なくらい出ている。
まして、給食費無料、授業料無料など、かなり恵まれている方が多く存在するように感じる。
もちろん、本当に困窮している家庭もメディアなどで紹介されていて、全てが恵まれているとは全く思ってない。
でも、一軒家や、家賃の高い物件に住みながら、ワンボックスの車を乗り回してる家庭があるのも事実だ。
再婚はせずに手当はもらいながら、彼氏から生活費をもらって悠々自適な生活をしている人も知っている。
何か不公平だ。
うちみたいに子供なしで夫婦共に収入がある家庭は、何の控除もない。
もちろん、収入は平均以下だ。
社会のシステムが色んなところで歪みが出ているのは明らか。
なのに、選挙に行かない人がなんと多いことか。
行かないくせに文句だけ言う国民、その国民の言うことを、選挙前だけ理解する政治家。
日本の将来が不安・・
でも日本が好きだ。
それは母や、その父母や、ご先祖がずっと守ってきたからだ。
なので、今からご先祖様と母のお墓に参ってくる。
日本がもっと、真面目に暮らしてる人が普通に生活していける世の中になるようにお願いしてみる。
私に出来ることは、税金をしっかり払って生きる事とその税金がちゃんと使われているのかを判断する事。
だから選挙にも必ず行く。
今回の府知事選は私が思う税金の使われ方ではない方向に向かってるが、それが民意だ。
年に一度、母の命日に色々と真剣に考えてみる。
夜は、サッカーがある。
その時は何も考えず応援する・・